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『Overseas』  2023.4.1 リリース
​新譜『Overseas』を聴いた。一言で言うならば、1人のシンガーソングライターのドキュメンタリー映画を観ている感すら覚える。
そして
なんだか一緒にピースボートに乗船させてもらっている錯覚すら覚える。

昨年秋
​頃だったかな。ある会場でアルバム制作のお話になって、ラフな譜面を見せてくれたんだよね。
曲名や歌詞が、とても気になる作品が数曲あったんだよね。
どんな仕上がりになるのだろうか。リリースを心待ちにしていた。

届いたCDを早速トレーに載せた。
歳月をかけて丹念に作りこまれた楽曲の数々。聴き終えて、感じたことを綴らずにはいられない。




 
2023.4.3
Manila Night 

オリエンタルな歓楽街であるマニラの夜。
そのイメージとは裏腹に、お洒落で都会的な7thコード​の構成で​、ジャズ風なアレンジに見事に仕上げられているね。キャッチーなサビのカットインで始まり、今までにない、曲調で秀逸なナンバーだと感じてやまない。『ディバイザー』の公式アーティストでもある、ギタリストの川舩芯悟さんがフューチャリングされており、弾き出されるブリージーな音色が、この曲のアクセントにもなっている。
岡秀年さんの​新たな試みのナンバーだ。



Invisible Enemy


人の感情。本音と建て前。それは見えざる無形の実体。誰しも己の心の内に常に潜んでいる。時に人は何が正しくて、何が悪いのか。思考が低下しその尺度さえ分からなくなると、他人のものさしで諮ろうとする。やがて人は疑心暗鬼に陥っていく。迎合することなかれ。心が蝕まれる前に断ち切れ。真っ向から自分の主張をぶつければいい。生きたいように生きればいい。そんなように聴こえて仕方がない。
“Everybody‘s gotta shut the fuck up” 強烈でインパクトのあるセリフにえぐられる。
『メッセージ』 『Sout it Out 』を凌駕する。なんてハードでシュアなナンバーなんだろう。




You Made My Day


アルバムに収めるナンバーとしては、かつてない異色の “C調” ナンバーだ歌詞にストーリーはない。
ただただその瞬間瞬間に起きた出来事を綴る。
しかしながら、初めて降り立った異国の街で体験したことへの感謝の気持ちが織り込まれている。きっとこの街では、かなりリラックスした1日を過ごしたに違いない。
ラップ風を意識し仕立てられたアレンジにも脱帽だ。
もう一度言わせておくれ。
岡秀年さん異色のC調”ナンバーだ!
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