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Impulsively
 
イオンPET’S FIRSTで出逢った。
ずんぐりむっくりのボディにたれ耳。
のらくろ張のマズルがとても滑稽だった。
跳びださんばかりにゲージのガラス扉をたたく。
犬種・血統知る由もなし。
頑丈そうなボディでキビキビとした動きだった。
『こいつと一緒に遊びたい!』
素晴らしきドックライフの始まりとなった。
Trial
 
慣れ親しんだフィールドにとどまらず単独遠征。
そこは地元ケアーンがわらわら集った完全アウエイ。
お約束の洗礼を浴び、意気消沈どころか、
最後まで立ち上がることのできないノックダウンだった。
いまとなっては、この機会に巡り合えたことに感謝。
後にケアーン繋がりに発展していくとは予想もしなかった。
Physical
 
パピーの頃から夏場は強かった。
フィールドでのタフネスぶりには驚かされた。
ヒートアップしないよう、みずから水に入りクールダウン。
冷ましては駆け、駆けては冷ます。
ほどほどのインターバルで、際限なく駆けまわる。
必然的に屈強なボディーへと変貌していった。
Mental
 
情けないほど空砲や運動会のピストル音が苦手だ。
けして克服することなんかできやしない。
たとえテンションが上がっていても急降下。
こんな軟な面も魅力のひとつで、
たまらなく好きだ。
Style
 
フィールドを巡って一緒に遊ぶ。
これこそが最高の悦び。
相棒と延々と繰り広げるレトリーブ。
コミュニケーションを図ることから始めたことが、
いつしかそれはひとつの『流儀』となった。
けしてお遊戯なんかではない。
だから力いっぱい本気で投げる。
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